interview #02 UES・松本宙治さん

2010/06/23 更新

 

Interview #02


UESオーナー兼デザイナー 松本宙治さん


 

神戸と代官山に店舗をかまえる、デニムブランドのUES(ウエス)とは、以前エココロ本誌(07年4月発売・14号)で取材させていただいて以来のお付き合い。アイテムをクローゼットの中で眠らせることなく、最後まで長く付き合ってほしいと考えているため、未加工の“生”デニムを販売し、その修理も店舗で行っています。今回は、秋冬ものの展示会に合わせて、ちょうどオーナー兼デザイナーの松本宙治さんが代官山のショップにいらっしゃるという噂を聞きつけ、早速訪ねてみました。




 

店内に入ってまず目に入ったのは、レトロなミシンが置かれた作業台。
——すごく年期の入ってそうなミシンですね!これは実際に使えるものなんですか?

松本さん「使えますよ(笑)。このミシンでデニムの裾あげや修理を行っています。お客さまとのコミュニケーションにもなるし、モノがあふれる今の時代に、使い捨てじゃなくて、痛んだら修理をして長く使うというモノとの付き合い方を投げかけていきたくて」

——モノと長く付き合うーそんな想いが店名にも込められているんですよね。

松本さん「そう。“ウエス”というのは、機械をふくボロ布のこと。ウエスは元々ウエスとして作られたんじゃなくて、使い古してボロボロになった布の最後の使い道としてウエスになるわけじゃないですか。そんなふうに最後の最後まで長くモノを使ってほしいし、その歴史を楽しんでほしいと思っている。だからデニムは生の状態で売っています」

——“生”というのは?

松本さん「ノンウォッシュのこと。今売られているデニムは塩素で色を落としたり、サンドペーパーで削ってダメージ風にしたりと、人工的に加工されたものが多いんですけど、糊のきいたパリパリの状態から、履いていくうちに自然と風合いが増していく過程を楽しんでもらいたくて。購入した日付けを皮パッチに刻印するサービスも行っているので、どのくらいの年月でどんな風に変化をしたのかがわかるのもおもしろいと思います。修理に持ちこまれたデニムには、それぞれに変化の具合や修理の履歴を残したカルテもあるんですよ」

——長く履くほどに愛着がわきそう。自分だけのデニムを育てていくような感覚ですね。最後に、カジュアルなアイテムの多いUESですが、特に女の子にオススメのアイテムはありますか?

松本さん「すべての商品がユニセックスなので、全部ですね(笑)。あえてあげるならば、ハンドメイドのモカシンブーツや靴下は取り入れやすいかも」

——彼と兼用できそうなアイテムもいっぱいですよね。今日はどうもありがとうございました!


生地の織り方と編み方の違い、繊維レベルのことまで教えていただき、「へぇ〜!」がとまらなかったこの日。私も“生”から、自分好みのデニムをゆっくり丁寧に育てていきたいと思いました。ちなみにデニムは、ブーツカット、スリムストレート、レギュラーストレートの3型で、すべて24,990円。秋冬アイテムの詳細は、商品が店頭に並ぶ8月以降、改めてお伝えしていければと思います。(ecocolo.com編集部/宗円)
 



 

左上:手作りのあたたかさが伝わるモカシンブーツ(¥44,100)
右:冷え対策にもよさそうな分厚くて丈夫な靴下(¥1,995)
左下:不快なチクチクがないのがうれしいオーガニックウールカットソー(¥13,440)



【SHOP INFORMATION】

UES代官山店

東京都渋谷区猿楽町26-7-101
TEL:03-3462-7471
営業時間:11:00-20:00
定休日:年中無休
http://www.ues.co.jp
 

 

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