今年で20周年を迎えるファッションブランド〈ミナ ペルホネン〉の展覧会『ミナカケル』が、30周年を迎える「スパイラル」を舞台に開催されています。

これまで、シーズン毎に数々のデザインを発表してきた〈ミナ ペルホネン〉。紙の上のスケッチから図案を描き、織り、刺繍、プリントなど、職人の繊細な技術を重ねたオリジナルのテキスタイル。そんなテキスタイルにデザインを起こし、素肌に触れるモノとして仕立てられる1着のドレス。デザイナー、皆川 明さんのもと続けられてきたそのものづくりは、人の手と様々な想いが掛け合わさり、ひとつひとつのカタチを生み出してきました。

2002年の『粒子』、2010年の『進行中』の展覧会を経て、3度目となる本展。会場には、これまで発表してきたテキスタイルのアーカイブを中心に、ファッションアイテムから、近年発表している家具やテーブルウェアなどのホームプロダクトが並びます。また、会期中、スパイラルマーケットには、アーカイブテキスタイルを使ったバッグやブローチなどの小物や、本展のために特別につくられたドレス、ホームプロダクトなどを展開する限定ショップがオープン。どれも見逃せない内容になっています。

常にその時から100年先へと向かい、走り続ける〈ミナ ペルホネン〉の世界を堪能できるこの機会。是非、足を運んでみてください。本誌63号「CAMPING LIFE 軽やかな生活」特集でも、皆川 明さんと建築家、中村好文さんの対談を読むことができます！