ギー。インド料理でよく使われるこの油は、無塩バターを精製したもので、あらゆる油の中でもっとも純正でオージャスに満ちていると言われている。
　オージャスとはアーユルヴェーダで「生命エネルギー」の意味。免疫力や自然治癒力を高めてくれるエネルギーで、食べ物から摂取することもできるし、食べたものがしっかり消化された時にもオージャスになるのだとか。
　じつはこのオージャスという言葉がきっかけで（言葉の響きもキラキラ輝いているようで素敵！）去年の春頃からアーユルヴェーダに興味を持ち始め、かなり緩くではあるけれど日々の暮しの中に“アーユルヴェーダ的なこと”を取り入れるようになった。
　例えば毎朝早起きをする（6時には起きるようにしている）、15分沸騰させたお白湯を飲む、ごま油を使ったオイルマッサージなど。本当は10時半には寝るという“早寝”も大切なのだけど、これは時間が不規則な仕事柄、なかなか実践できずにいるのだけれどね......。

　さてギーに話を戻さねば。私が気に入っているのは知人から教わったギーおにぎり。炊きたてのご飯（ここ重要）でおにぎりを握って、最後に手のひらに少しギーを塗ってもう一握り。そうするとバターライスのような味のおにぎりが出来上がる。仕上げに胡椒を振るのもおすすめ。ちなみに炊きたてご飯とギーの組み合わせはオージャス度も高いから、美味しく、良いエネルギーに満ちた食事なのだ。
※参考図書 『究極のデトックスレシピ』蓮村誠（PHP）

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