LIFE

NEXT

PREV

NEWS

冠婚葬祭の小物を手がける〈シュオ〉の略式お数珠でお墓参りに。

 今年もお盆の季節になりました。東京では、すでに7月の中旬にお墓参りをすませたという方も多いと思いますが、一般的には8月13日から16日にお盆休みを取り、実家に帰ったり、お墓参りをする方が多いのではないでしょうか。  
 わたしたちが始めた〈シュオ〉は冠婚葬祭の小物を手がけるブランドです。宗派を問わずに使える略式のお数珠や袱紗などを作っています。ジュエリーデザイナーの星芽生と、ライターの吉田直子のふたりで2011年の春に立ち上げました。〈シュオ〉では、お葬式や法事のための小物とともに結婚式やパーティの際に身につけるアクセサリーも作っています。「なぜ冠婚葬祭なの? 結婚式はわかるけど、お葬式は......?」と聞かれることもありますが、30代になってから悲しい席に出席する機会も増え、大切な方を見送る準備の必要性を感じたことが大きなきっかけでした。「お葬式だからといって急に別人になるのではなく、いつもの自分まま正装できるといいな。喪服や小物も、いつもの物選びの延長でできるといいな」。そんな気持ちから始まりました。
 ライターの仕事はドタバタです(もちろんそうじゃない人もいると思いますが!)。私自身、これまではお葬式にもお墓参りにも身ひとつ、気持ちひとつで駆けつけていました。でもその“気持ち”は服装や小物にも表れる。どんな場でも自分らしく、そして正しく装う先輩方を見て、そのことを実感しました。
 右写真(下)のお数珠は〈シュオ〉が一番初めに作ったものです。木製で持ち運ぶにも軽いので、「お墓参りやお寺巡りの際に使っていただけるといいな」と思って作りました。ほかにも天然石や白檀、貝のお数珠などがあります。喪服の制作はもう少し先になりそうですが、この機会に〈シュオ〉のお数珠を手にしていただけたら、とてもうれしいです。

文:吉田直子/ライター、〈シュオ〉ディレクター
写真:鈴木陽介

冠婚葬祭の小物を手がける〈シュオ〉の略式お数珠でお墓参りに。

▲インドシルク製の袱紗(¥12,800)やお数珠袋(¥8,400)。貝のお数珠(¥14,700)、白檀のお数珠(¥27,300)なども揃う。お数珠は男性用も。

20130819_ls_2.jpg

▲お墓参りやお寺巡りのためのお数珠(各¥8,400)。

INFORMASHION

シュオ

WEB: shuo.jpn.com
問い合わせ: WEBサイトの問い合わせフォームより

PROFILE

星芽生/デザイナー。東京都生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業後、2004年にジュエリーブランド〈pommier〉を設立。ブライダルリングやジュエリーコレクションを展開中。2011年より吉田と〈シュオ〉をスタート。

吉田直子/ディレクター。東京都生まれ。東京造形大学デザイン学科を卒業後、雑誌のライターを始める。現在は、ライターや〈シュオ〉ディレクター業のほかに〈YAECA〉のプレスとしても活動している。