日本各地に点在するさまざまな宗派や宗教の仕切りを超えて、神道や仏教にまつわる日本の文化に触れる寺社フェス『向源（こうげん） in 日本橋』。第6回目を数える今年は、東京都内の増上寺や神田明神、日本橋を会場に、170以上のワークショップや公演を1週間に渡って開催。“ニッポンを遊べ。”をテーマに、写経や坐禅、念仏などの寺社の習わしをはじめ、伝統文化であるつまみ細工や生け花、能楽などを体験することで、日本を知り、自分自身の源に向き合います。中でもおすすめは、書家の鈴木猛利（すずきもうり）先生に習い、自分が決めた一文字の漢字を毛筆でしたためることで自身を振り返る「字問字答」のワークショップ。そして、手塚治虫の名著『火の鳥ヤマト編』を通して古事記や日本書紀を知るワークショップ「漫画で楽しむ日本の神話〜火の鳥ヤマト編〜」では、知られざる日本の神話の世界を改めて学びます。また、4月30日（土）から5月2日（月）の3日間で声明（しょうみょう）が公演。1200年以上も昔、原始仏教とともに祈りの歌として誕生した日本の宗教音楽である天台宗の声明と、日蓮宗の木剣加持（ぼっけんかじ）、真言宗の法楽太鼓（ほうらくだいこ）が、宗派を超えて共演が実現します。催しの詳細及び、公演やワークショップの事前予約は公式HPからご確認を！

仏教や日本の伝統の世界にとっつきにくさを感じていた人も、さまざまな習慣をわかりやすく体験できるこのフェスを通して、これまで知らなかった自分の一面や新しい価値観に出会えるはずです。