文：薮下佳代　写真：西沢純子

東京・竹芝桟橋から気軽に行くことができる、伊豆諸島。
その東京の島々を紹介するガイドブック『島もよう』と東海汽船がコラボした島ガールツアーが実現しました。
24名の島ガールたちと向かった島は、白いロングビーチと不思議なモヤイ像がある新島！
島ガールたちと一緒に過ごした３日間をレポートします。

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Day3 May 26th Sun.
7:30　サローで朝食
サローの朝食は、洋食スタイルでお出ししています。島の人気のパン屋さん「かじやベーカリー」のふわふわ食パンを使ったフレンチトーストが大人気！　昨日もあんなに食べたのに、翌朝もぺろり！　といただきました。

9:00　白ママクルージングへ出発！
そして、今回の一大イベントでもある、クルーズへ！　新島の南端に位置する白ママ断崖は、島が大きく削れ、真っ白な島肌が見え、普段なかなか見られないポイント。羽伏浦海岸からビーチづたいに行くことができるそうですが、潮の満ち引きによっては道がなくなることもあるのだそう。その白ママ断崖を海から見るため、今回のこの島ガールツアーでは、船をチャーター！　新島と隣にある式根島を結ぶ「にしき」という船を貸し切って、島を半周することとなりました。この日の朝、到着した第2班の島ガールたちと合流し、「にしき」に乗り込みます。

勢いよく進む小型の船の甲板は大きく揺れ、まるでジェットコースターのよう！　風を切って、どんどん進んで行きます。時折、とびうおが飛ぶかわいい姿が見られ、島ガールたちが歓声をあげていました。

10分ほどで、白ママ断崖が見えるポイントに到着。そこに見えたのは圧巻の光景が！　海蝕によってできたとされる真っ白な断崖がむき出しになっていました。まるで巨大な鯨が横たわっているようにも見える!?　普段はなかなか見ることができない貴重な機会に、島ガールたちもみな大興奮でした！

10:00　島随一の絶景ポイントへ！
次なるポイントは、島で一番のおすすめ景勝地の石山展望台へ！　島の一番うえでぽつんと立つのが大きなモヤイ像。実は渋谷にあるモヤイ像と作者が同じで、渋谷のモヤイ像は新島から贈られたものだってご存知でしたか？　そのモヤイ像をバックに、式根島、神津島までが見渡せるこの絶景ポイントは、眼下には青い海がどこまでも広がり、水平線と空が溶け合う光景はほんとうに美しいんです。新島に何度訪れても、ここから見る海の青さに、言葉を失くします。曇り空でも、この海の青さ！　モヤイ像をぐるりと囲んで、島ガールたちみんなで記念撮影！

11:00　まました温泉で砂風呂
さて、温泉を楽しむべく、まました温泉へ！　ここは、露天風呂と砂風呂が楽しめる屋内温泉施設。砂風呂の砂は、実は羽伏浦海岸の砂なのだとか！　温泉水であたためられた砂を肩まですっぽりとかぶり、15分ほどで、汗がじんわり出てきます。身体のなかからあたたまることで、身体の疲れを癒します。

12:30　ふれあい農園でタマネギ収穫体験＆タマネギづくしのランチ！
お風呂から上がったあとは、ランチ会場へ。新島ふれあい農園にて新タマネギ収穫体験と、新島郷土料理研究会の方たちが作ってくれた、新タマネギづくしのランチを楽しみました。新島は砂地のため、砂地でもよく育つタマネギやさつまいも、らっきょうなどが採れます。ちょうど新タマネギの季節だったため、島ガールたちも収穫させていただくことができました！　大きくまんまるな新タマネギを2つもいただき、大満足！

ランチには、あしたばと新タマネギのかきあげ、新タマネギスライスと新タマネギドレッシング、新タマネギとツナのマヨネーズ和え、新タマネギのピザ（石窯で焼きたて！）、あしたばおにぎり、亀の手のお味噌汁など島の食材を使った郷土料理がいっぱい！「新タマネギ、あまーい！」と大喜びの島ガールたち。新タマネギの甘さにとっても驚いた様子でした。郷土料理研究会の須貝さんが島の民謡を唄ってくれるというサプライズもあり、島づくしのランチを楽しむことができました。

島ガールたちが作った新島ガラスが完成！　形もいろいろでとってもステキ。旅のいい思い出。

14:20 高速ジェット船でさようなら
帰りは高速ジェット船で。この日は「虹」と名付けられた船がお迎えに。カラフルに色づけされたこの高速ジェット船は、海の上を高速走行するため、揺れが少なく、船酔いする人にも安心なんです。しかも、早い！あっという間に竹芝へ。島をあとに、旅立つ島ガールたちをいつまでも見送っていました。バイバイ、また新島へ！