写真・文:在本彌生
写真家・在本彌生さんがナビゲートする、南アフリカを巡る列車の旅。
連載第2回目となる今回は、都市プレトリアから寝台列車に揺られてケープタウンへ。
車窓から広がる、南アフリカの色鮮やかな大地に目を奪われます。
「南アフリカ列車の旅 vol.01」はこちらから。
REPORT
南アフリカ列車の旅 vol.02
列車の旅を通して見えてくる、ケープタウンとその周辺の町での様子です。
プレトリアから寝台列車で3日目、目的地のケープタウンはもうすぐ。
ケープタウン周辺は美味しいワインの産地。一面のぶどう畑が車窓を彩ります。
平らな大地の風景がずっと続いた後、このぶどう畑を見ると潤いを感じてしまいます。
ケープタウンの素敵な所は人々の生活が垣間みれる時間があること。
こんなカラフルな家並みが町の中に。
こちらはあまりの可愛さに観光スポットにもなっている、
マレー系の移民達が多いBO-KAAP地区。
マレー系の移民達の継承した料理が南アフリカ料理のエッセンスにもなっています。
ローカルのお母さんが主催する料理教室も開かれています。
ケープタウンの町から少し脚を伸ばしてみました。ローカルのメトロに乗って郊外へ。
地元の人たちの日常の風景に身を置くと自分もこの町に住んでいる様な気分になります。
ひとしきりヒューマンウオッチング。
Kalk Bayは小さな漁村ですが、ひとたび脚を踏みいれたら何時間あっても足りない、
素敵なアンティークショップやブティックを覗いたり、
可愛いオールドファッションのダイナー。
リラックスして楽しめる海辺の町でゆっくりお散歩も楽しい。
こんな風景が通勤列車から見えてきたら、毎日気分も晴れやかというもの。
ペンギンの群れの生息するボルダーズビーチ。
こんなに人の住む所の近くに群れを作っていることに少し驚きますが、
彼らの行動はあくまでいつも通り。
観光客の感嘆する声やカメラのレンズにも動じることなく、きままにお散歩していました。
PROFILE
在本彌生(ありもと・やよい)/外資系航空会社で乗務員として勤務中、乗客の勧めで写真と出合い、フォトグラファーに転身。魅力的な被写体を求め、世界中を飛び回り続けている。雑誌や広告、カタログなどで活躍中。yayoiarimoto.jp
南アフリカ観光局 www.south-africa.jp