先日、「大地を守る会」と「オルター・トレード・ジャパン（ATJ）」、エココロで、コーヒーを楽しみながらフェアトレードについて学ぶ講座を「元麻布農園」で行いました。前半は、深煎り豆と浅煎り豆のコーヒーを飲み比べたり、おいしいコーヒーを淹れるためのコツを教わって自分たちでも淹れてみたり、という実践の時間。後半では、独立からまだ12年しか経っていないアジアの新しい国・東ティモールのコーヒー豆を例にとって、生産地の現状や、生産者の持続可能な暮らしと地域づくりのためにATJが現地で行っている取り組み、日本に住む私たちがコーヒーを口にするまでの道筋などを学びました。

「フェアトレード」という言葉は知っていて興味はあるけれど、自分自身の暮らしにまで落とし込んで考えるほど具体的なイメージは持っていないという人は多いはず。自分が飲んでいるコーヒーがどのように作られているのかを知れば、いつものコーヒーもよりおいしくなるような気がします。香り豊かなコーヒーを飲みながら、楽しく学べた有意義な時間になりました。