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作陶家、田中茂雄さんによる「翡翠のかしはて」展が「センター・フォー・コズミック ワンダー」にて開催
古陶磁に魅せられ、独学で奈良の奥明日香に窯を築いた作陶家の田中茂雄さん。築280年の古民家に暮らし、四季折々の山谷に構えた穴窯と「倒炎式焚窯(とうえんしきまきがま)」による創作活動を続けています。原初の器を想像する"柏の葉"に語源が由来する「かしはて」をテーマに、田中さんによる「翡翠のかしはて」展が、「センター・フォー・コズミック ワンダー」にて4月28日(土)よりスタート。本展では、神性や霊性への願いが込められた、かしはての器を新たに発表します。
飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されることで知られる明日香は、"日本の心の故郷"としても伝えられているところ。田中さんは、そんな奈良と、隣接する三重の地を自らの足で歩いて採取した土や釉薬を厳選し、足で蹴って回すろくろ「蹴轆轤(けろくろ)」や、ろくろを使わない「紐作り」などの古来の技法を探求しています。手の甲の膨らみに程よく収まる丸い陶器や、7色の土の輝きを秘めたツヤのない陶器。自然体で焼かれた器に触れ、はじめて見出す、土の素朴な魅力を楽しんでいただける機会となることでしょう。
INFORMATION
田中茂雄「翡翠のかしはて」展
日程: | 2018年4月28日(土)〜5月6日(日) |
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営業時間: | 11:00〜19:00 |
会場: | Center for COSMIC WONDER(港区南青山5-18-10) |
TEL: | 03-5774-6866 |
※28日(土)・29日(日)田中茂雄さん在廊。オープニングレセプションは、28日(土)16:00〜18:00。