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世田谷の民話を再生する『世田谷民話グラフィック展』が開催!

豪徳寺にある招き猫の話や、代田橋を架けたダイダラボッチ伝説など、世田谷では古くから数々のストーリーが紡がれてきたそうです。今では見聞きする機会が少なくなった民話をグラフィック・デザインで表現するというユニークな展示『世田谷民話グラフィック展』が、7月18日(金)より三軒茶屋の「生活工房」にてスタートします! 

当時のクリエイターたちが民話を斬新なデザインと文章で再構成した本『日本民話グラフィック』(美術出版社/1964年)からインスピレーションを受けた本展示では、グラフィック・デザイナーである菊池敦己さんと大原大次郎さんが選んだ世田谷の民話からグラフィック・デザインを起こし、ミュージシャンであるイルリメがその民話のストーリーをもとに織りなす言葉をラップに乗せるという新たな試みが行われます。また8月9日(土)には、小学生を対象に、菊池さん、大原さんとともに民話を題材にしたスタンプを使った絵本づくりのワークショップも行われるので、こちらもお見逃しなく!

INFORMATION

世田谷民話グラフィック展

会期: 2014年7月18日(金)〜8月31日(日)9:00〜20:00
会期中無休
会場: 生活工房ギャラリー(三軒茶屋キャロットタワー3F)
WEB: www.setagaya-ldc.net
主催: 公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
協力: カクバリズム

WORKSHOP
オリジナルスタンプで本をつくろう!
菊地敦己氏、大原大次郎氏とともに、本展の民話を題材に、様々なスタンプを使ってグラフィック(挿絵)作りを行います。またページをまとめて自分だけの民話絵本を作ります。

日時:2014年8月9日(土)10:00~12:00
講師:菊地敦己、大原大次郎
対象:小学1年~6年生
定員:20名(申込多数の場合は抽選)
参加費:1,000円(材料費込)
申込:往復はがきに〈ワークショップ名、氏名、学年、住所、電話番号〉を明記の上、以下の住所まで。
締め切り:7月28日(月)必着
〒154-0004東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー5F 生活工房 オリジナルスタンプで本を作ろう ワークショップ係

世田谷の民話を再生する『世田谷民話グラフィック展』が開催!

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上:デザイン=菊地敦己、下:デザイン=大原大次郎

PROFILE

菊地敦己(きくち・あつき)/1974年東京生まれ。武蔵野美術大学彫刻科中退。1995年頃よりグラフィックデザインの仕事を始める。2000 年ブルーマーク設立、2011年解散。同年、個人事務所設立。ブランド計画、ロゴデザイン、サイン計画、エディトリアルデザインなどを手掛ける。とくに美術、ファッションに関わる仕事が多い。また、オルタナティブ・ブックレーベル 「BOOK PEAK」を主催し、アートブックの出版を行う。主な受賞にJAGDA 新人賞、東京ADC賞、ニューヨークTDC賞、講談社出版文化賞など。作品集に『PLAY』(誠文堂新光社)がある。

大原大次郎(おおはら・だいじろう)/1978年神奈川県生まれ。2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。同年omomma設立。タイポグラフィを基軸としたデザインワークや映像制作に従事するほか、フィールドワーク〈文字採集〉、チャンスオペレーションによる言葉あそび〈文字くじ〉、重力を主題としたモビールのタイポグラフィシリーズ〈もじゅうりょく〉、音楽家の蓮沼執太とラッパーのイルリメと共に展開する、ライブパフォーマンス〈TypogRAPy(タイポグラッピィ)〉など、展覧会、ワークショップ、出版、パフォーマンスや対話の場を通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを積極的に展開する。2014年JAGDA新人賞、東京TDC賞受賞。

イルリメ/2000年に自主リリースした1stアルバム『イるreメ短編座』が音楽ファンの間で広まり話題となる。2004年発売のアルバム『www.illreme.com』ではミュージックマガジン誌『ロック(日本)』部門で年間ベストアルバムに選出され、その後も2007年『イルリメ・ア・ゴーゴー』、2008年『メイド・イン・ジャパニーズ』、2010年『360°SOUNDS』をリリース続ける。08年より歌への傾倒からギター弾き語りライブを開始。2011年には本名・鴨田潤名義で1stアルバム『一』をリリース。また、ジャンルを問わず様々なコラボレーションも精力的に行い、近年はTRAKS BOYSと組んだポップスバンド(((さらうんど)))で2枚のアルバムをリリース。2012年には鴨田潤として初の長編小説『てんてんこまちが瞬かん速』(ぴあ)を発表した。