温帯林を代表する落葉広葉樹木、ブナ。四季さまざまな表情を持つ落葉広葉樹帯「ブナ帯」は、東アジア・ヨーロッパ北西部・アメリカ北東部に分布し、世界三大ブナ帯と呼ばれています。その中でも、最大のブナ原生林を持つといわれる東日本。そこには、今日でも日本の伝承文化である狩猟探集の暮らしが根づいています。

そんな東日本のブナ帯と世界のブナ帯との共通点について長年に渡り探求してきた、パテ屋 兼「食」研究工房を主宰する林のり子さんとその仲間たちによる展示『ブナ帯⭐︎ワンダーランド』が2月27日（金）より生活工房にてスタートします！　本展では、漫画家・100%ORANGEによる展示「人類の旅とブナとの出会い」や写真家・太田威さんによる日本のブナ帯の森の記録など、世界のブナ帯にある暮らしを散りばめた空間が出現。また会期中は、食のワークショップ「山あそび」や、タレント・清水ミチコさんを招いてのシンポジウム「林のり子と清水ミチコのおはなしの森」など、イベントも盛りだくさん。

ひとの暮らしだけでなく、多くの生き物たちにとっても重要とされるブナ林の実態について、わかりやすく、カジュアルに学べるこの機会。ぜひ、親子そろって足を運んでみてください。