REPORT
飛騨産の完熟トマトでケチャップ&タバスコを作るワークショップに参加してきました!
東京から電車で約4時間半。周囲を北アルプスの山々に囲まれた飛騨市は、朝晩の寒暖の差が激しい土地。ここで育った野菜は、この寒暖差のおかげでおいしくできると評判です。そんな飛騨市で育てられた甘くてジューシーなトマトを使って、ケチャップとタバスコを作るワークショップが先日、世田谷にある「IID 世田谷ものづくり学校」で行われました。
この日、ケチャップとタバスコ作りを教えてくれたのは、十数年前に神奈川県から飛騨市に移住した塚本東亜子さん。飛騨市に構えた新居はトマト畑に囲まれていて、そこには市場に出すことのできなかったトマトがたくさんあったそうです。これをもったいないと思った塚本さんは、ひとりでケチャップやジャムなど、野菜や果物を使った加工品作りを開始。地元でもときどきワークショップを開催しているのだそう。完熟の真っ赤なトマトは、採れたての状態で飛騨市から運ばれてきたもの。トマトを育てた「長九郎農園」の松永宗憲さんから、トマトが育つまでの話や、飛騨での暮らしについての話を聞いた後、ワークショップが始まりました。
まずは大量のトマトを切って、軽く火にかけます。トマトに閉じ込められた水分がある程度出てきたら、皮と種をより分けるための調理器具・ムーランにトマトを入れ、果肉を取り出していきます。意外と力のいるこのより分け作業、子どもたちも夢中になってがんばってくれました。果肉をこしたら、ケチャップ用には玉ねぎやニンニク、調味料を、タバスコ用にはミキサーにかけた唐辛子や赤ワインビネガーなどの調味料を加えて、グツグツと煮詰めていきます。トマトを煮込んでいる間、今度は渋谷にある「SHIBUYA CHEESE STAND」協力のもと、モッツァレラチーズを作ります。チーズのタネをお湯でとかして練り合わせると、あっという間にフレッシュなチーズが完成。色鮮やかなトマトに作り立てのモッツァレラチーズとバジルを添えたカプレーゼでお腹が満ちた頃、ケチャップとタバスコも出来上がりました。瓶にオリジナルのラベルを貼って、参加者たちは“飛騨のおいしさ”を自宅に持ち帰ります。
終始なごやかな雰囲気の中、終了した今回のワークショップ。実がぎゅっと詰まっていて、甘い飛騨産トマトのおいしさはもちろんですが、印象的だったのは講師の塚本さんも、松永さんも飛騨市生まれではなく、飛騨に移住してきた人たちだったこと。聞いてみると、飛騨市は都会からの移住者が多い街のようです。人々を引き寄せる飛騨の魅力はどこにあるのでしょうか。このワークショップをきっかけに、編集部はその秘密を探りに現地を訪れることにしたのです。
※実際に飛騨市を訪問した際のレポートは、11月中旬に公開予定。
お楽しみに!
INFORMATION
「IID 世田谷ものづくり学校」では、11月にも飛騨市の暮らしにまつわるワークショップを行います。開催が近づいてきたので、お申し込みはお早めに!
くらしの知恵と手作りの楽しみ エゴマをすろう!
日程: | 2013年11月16日(土)13:00〜15:00 |
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会場: | IID 世田谷ものづくり学校 211studio |
参加費: | ¥2,000(小学生以下は¥1,000、6歳以下は無料) お土産のエゴマ付き |
持ち物: | エプロン |
定員: | 20名 |
申し込み: | 申し込みフォームからお申し込みください。 |
問い合わせ: | 飛騨市企画商工観光部企画課 |
TEL: | 0577-73-6558 |
WEB: | setagaya-school.net/Event/8217 |
写真:福井 馨(POINTER)