TODAY'S SPECIALとecocoloが考える季節のワークショップ、二日目のテーマは「わたしの香り診断」。エココロ18号の特集「香りのイロハ」でもご協力いただいた、パフューム・デザイナーの川上智子さんを講師に迎えて行いました。

川上さんは、アロマテラピーと東洋医学の理論を融合した心と身体の診断システム「Force Five」の考案者。香りを木、火、土、金、水の5つのタイプにわけて、良いと感じる匂いを元に、心や身体が抱える問題を導きだし、不調を補おうとする考え方です。

当日はベルガモット、ラベンダー、ジンジャー、ユーカリ、ジュニパーベリーの香りを嗅いで、参加者それぞれのタイプを診断！たとえばベルガモットを選んだ人は、木のタイプ。気遣いのできる大和撫子のような性質で、目の使い過ぎに注意が必要なのだとか。参加者は診断結果にうなずきながら、選んだ香りのタイプをベースに好みの精油をブレンドし、仕上げに色づけをしてオリジナルのルームスプレーを完成させました。

「アロマセラピーの世界では、そのときに良い匂いと感じた匂いが、身体にも良い影響を及ぼすという大原則があります。特に精油は効果や効能で選んでしまいがちですが、そうではなくて直感で好きな香りを選んでいいんです」。この日川上さんが教えてくれたのは、自分の感覚を信じて香りを選ぶことの大切さ。毎日の暮らしのヒントになりそうな、ひとつの判断基準と出合えた時間になりました。