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インテリアデザインのルーツを辿る
ハーマンミラーストアで『アレキサンダー・ジラード展 』、虎ノ門「CURATOR'S CUBE」で展覧会『GIRARD CONTINUED』が同時開催中!
20世紀を代表するインテリアデザインの巨匠、アレキサンダー・ジラード。都市開発や建築、現代デザインが発展し"ミッドセンチュリーモダン"と呼ばれる革新的なデザインスタイルが誕生した1950年代に、チャールズ・イームズとジョージ・ネルソンの誘いを受けた彼は、ハーマンミラー社にテキスタイル部門を設立。1973年までデザインディレクターとして就任しました。彼が残した数々の名作とその生涯を辿るポップアップイベント『アレキサンダー・ジラード展 ― 彼の独創的なビジョンが生み出した世界』が、オープン5周年を迎えた「ハーマンミラーストア」で11月7日(土)まで開催中!
フランス系イタリア人の父とアメリカ人の母を持つアレキサンダーは、ニューヨークに生まれ、木工作家であった父の故郷、フィレンツェで育ちました。メキシコのフォーク・カルチャーへ傾倒し、ニューメキシコ州サンタフェに自邸を構えた彼は、メキシコのカラフルな色彩にインスピレーションを受けた巧みなカラーバランスのテキスタイルやウォールペーパー、装飾プリント、ウォールハンギングのシリーズ、家具などの生活に密接なアイテムを幅広くデザイン。本展では、その偉大なる功績を残したハーマンミラーのアーカイブから厳選したテキスタイルを中心に、世界中のフォークアートに惹かれ世界各地から集めたクラフトのコレクション、そして、かつてニューヨークのタイムライフビルにあった伝説のスパニッシュレストラン「ラ・フォンダ・デル・ソル」と、北米と南米を繋ぐダラスの航空会社「ブラニフ航空」のためにトータルデザインコーディネートを手がけた作品郡が一堂に会し、その多彩な才能とユニークな世界を体験することができます。
「ミッドセンチュリームーブメントだった当時、様々なデザイナーたちがモノトーンやニュートラルのデザインをする中で、彼だけが沢山の色彩を使っていました。そして、そんなテキスタイルを家具に応用することがすごく斬新だったんです」と、来日したアレキサンダーの孫でアーティストのコーリー・ジラードは話します。アレキサンダーのクリエイションを受け継ぐジラードの息子や孫たちによる展覧会『GIRARD CONTINUED』が、ハーマンミラーストアでの『アレキサンダー・ジラード展』と連動し、虎ノ門「CURATOR'S CUBE」にて11月8日(日)まで開催中。『GIRARD CONTINUED』では、幼い頃からアレキサンダーのプロジェクトに寄り添ってきた息子のマーシャル・ジラードと、そんな父・マーシャルと祖父・アレキサンダーの傍らで育った兄妹コーリーとアレイシャルの作品を展示。彼らが生み出す作品からも、家族と過ごす時間をなにより大切にしたアレキサンダーへの愛やジラード家に息づくユニークなセンスに触れることができます。どちらの展示もお見逃しなく!
INFORMATION
GIRARD CONTINUED
会期: | 開催中〜2015年11月8日(日)12:00〜19:00 |
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会場: | CURATOR'S CUBE (東京都港区愛宕1-1-9 ) |
TEL: | 03-6721-5255 |
入場料: | 無料 |
WEB: | curatorscube.com |
INFORMATION
アレキサンダー・ジラード展 ― 彼の独創的なビジョンが生み出した世界
会期: | 開催中〜2015年11月7日(土)11:30~20:00 |
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会場: | ハーマンミラーストア (東京都千代田区丸の内2-1-1 丸の内MY PLAZA) |
TEL: | 03-3201-1840 |
入場料: | 無料 |
WEB: | hermanmiller.co.jp |