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日本の美しい籠、100点が「センター・フォー・コズミックワンダー」に集結
世界各地で受け継がれる籠。竹や植物の蔓などの天然素材を緻密に編み込んだ丈夫な籠は、食材から衣類まで多岐に渡るシーンでその機能を果たし、暮らしに欠かせないものとして古くから日本でも引継がれてきました。そんな日本の風土が育んだ伝統的な籠が一堂に会する「にほんくらし籠」展を南青山にある「センター・フォー・コズミックワンダー」にて3月19日(土)より開催。
〈コズミックワンダー〉が運営する「センター・フォー・コズミックワンダー」は、衣服、手仕事の工藝、出版物の展開だけでなく、音楽イベントやワークショップ、映像上映会など、自由な表現方法で活動を行うスペースです。いま彼らが光を当てるのは、原始・縄文時代のルーツ。縄文遺跡からも出土し、古代からさまざまな生活様式で用いられていたことが明らかになっている籠は、楚々とした手道具として質朴な美しさを放ちます。現代の暮らしにも引継がれるべき籠の文化に着目した本展では、鹿児島から秋田まで日本を縦断し、籠作りを継承する職人により制作された貴重な籠、約100点を展示。日常ではなかなか見ることのできない、穀物の殻やゴミを振り分けるための農具「箕(み)」から日々の暮しに取入れやすい収納用のものまで、並んだすべての籠を購入することができる魅力的な機会です。また、初日19日(土)・20日(日)は、昨年「日本民藝館賞」を受賞したあけび籠職人・中川原信一さんが籠編みを実演するという本格的なイベントも。
古代と現代を結ぶように、今なお多くの人々の暮らしに残される日本の籠。多彩な籠の中からその文化の一面に触れてみてください。
▲ 左から、熊本の「真竹の脱衣籠」と、秋田の「通草蔓の手提げ籠」。
INFORMATION
「にほんくらし籠」展
会期: | 2016年3月19日(土) 〜 4月3日(日) |
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時間: | 11:00〜19:00 |
定休日: | 水曜 |
会場: | Center for COSMIC WONDER (東京都港区南青山5-18-10) |
TEL: | 03-5774-6866 |
WEB: | cosmicwonder.com/ja/event/1509/ |