NEWS
映画を愛する人々が集う熊本『菊池映画祭』開催
美しい渓谷、名湯と呼ばれる温泉郷、豊かな土地が育む食材...。熊本県の北部に位置する菊池市は、自然の恵みで訪れる人々の心を和ませてくれる、注目の場所。その地方活性化の一つのモデルとして2004年より開催されている『菊池映画祭』が、今年も3月4日(金)〜6日(日)に開催されます。
元々は地元の映画好きの有志によって立ち上げられたこの『菊池映画祭』ですが、熊本出身の行定勲監督がディレクターに就任し、格段にスケールアップ。昨年は俳優・高良健吾さんらをゲストに迎え、2日間で7000人という動員を記録し、大成功を収めました。
11回目となる今年の目玉は、橋本愛さん、高良健吾さん、姜 尚中さんなど、熊本出身の俳優・著名人が出演した、オール熊本ロケの新作映画『うつくしいひと』(監督・行定勲)のオープニング・プレミア披露会。(整理券配布は定員に達したため、終了)また、生粋の映画人である中井貴一さんにまつわる3作品を上映する「特集 中井貴一」と銘打った企画も見逃せません。『その木戸を通って』(市川崑監督)、『東京上空いらっしゃいませ』(相米慎二監督)、『この広い空のどこかに』(小林正樹監督)といった、映画史に名を刻む不朽の名作がスクリーンに蘇ります。
招待作品は『マジックユートピア』、『友達のパパが好き』、『死と恋と彼と』と、若き才能による注目作品がラインナップ。松永大司監督や岸井ゆきのさんもゲストとして登壇します。
3日間に渡って開催される映画祭の中では、国指定文化財の能舞台で行われる「忘れらんねえよ」の柴田隆浩さんのライブ、終了時刻未定で生身の映画談義を楽しめる「ミッドナイト〜真夜中の映画祭〜」、新鮮な菊池の食を堪能できる屋台で賑わう「きくちの夜会」など、映画上映以外のイベントも盛りだくさん。詳しいプログラムはこちらをご確認ください。
温泉や渓谷、自然派レストランなど、菊池市周辺には見所が満載。映画ファンのみならず、菊池の魅力を堪能しに、県外からも足を運んでみてはいかがでしょうか?