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泥染めのワークショップも行われる、奄美大島「金井工芸の手仕事」展が「かまわぬ」で開催

約1300年前の奈良時代。奈良東大寺や正倉院の献物帳に「南島から褐色紬が献上された」との記録が残されているように、奄美大島には古くから伝わる泥染めの技法があります。てぬぐい専門店「かまわぬ 浅草店」の2Fギャラリー「piece」にて、ゴールデンウィークに行われる本展では、本場奄美大島紬の泥染めを担い、伝統技法の泥染めや藍染めを行う〈金井工芸〉の手仕事を紹介。イラストレーターやクラフトマンの協力のもと、〈金井工芸〉と「かまわぬ」が共同制作した品々が会期中販売されます。5月5日(木)には、奄美大島から〈金井工芸〉の金井志人さんを迎え、泥染めが体験できるワークショップを11時〜/15時〜の2回に渡り開催。汚れがついたり色褪せてしまったお気に入りのものに泥染めを施し、再び使いたくなるようなものに蘇らせます。また、6日(金)19時からは、時代とともに薄れつつある“染め文化”やその価値、これからのことについて迫るトークイベントも企画。奄美の大自然や先人の知恵によって生み出された尊い手仕事を、実体験を通して伝えてくれます。

江戸時代では、町のあらゆるところに紺屋(こんや)と呼ばれる染物屋があり、古くなった着物や布は、染めによって堅牢化し、長くものと付き合うのが当たり前でした。本展を通して日本の暮らしの知恵を見直し、手仕事や自然の色の美しさを実感。そんな充実した休日の過ごし方はいかがでしょうか?

本誌「ブラウン・ライフ」特集号では、編集部と〈ENDS AND MEANS〉が訪ねた、奄美大島の〈金井工芸〉をレポート。本展会場にも本誌が並びますので、是非、お手にとってみてください。

INFORMATION

「金井工芸の手仕事」展

会期: 4月29日(金)〜5月15日(日)10:30~19:00
会場: かまわぬ浅草店 2F
(東京都台東区浅草1-29-6)
TEL: 03-6231-6466
WEB: kamawanu.co.jp

※トークイベント、ワークショップへ参加ご希望の方は、店頭またはお電話「かまわぬ 浅草店」にてご予約ください。

泥染めのワークショップも行われる、奄美大島「金井工芸の手仕事」展が「かまわぬ」で開催

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『ecocolo』67号「ブラウン・ライフ」特集より ©Takeshi Abe