年々減少し続ける日本の古き良き公衆浴場・銭湯を活性化させるイベント『国立ポッポ祭』が4月16日（土）・17日（日）に開催。国立市に唯一残る銭湯「鳩の湯」がコミュニティー施設「国立本店」内にある「ほんとまちの編集室」とともに壁画や天井の修繕にかかる費用をクラウドファンディングで募集した結果、多くの銭湯ファンの支えによって目標を達成し、イベント開催へと運びました。

かつて、都内に約2700軒もあった銭湯は、高齢化や施設の老朽化、市民の銭湯離れなどを理由に今では700軒を下回るほど減少。老朽化した施設を修繕し、「鳩の湯」をこれからも存続させるために行われる今回のイベントでは、日本にわずか3人しかいない銭湯絵師の丸山清人さんが、普段なかなか見ることのできない銭湯絵の修復を特別に公開。本来は5時間ほどで仕上げてしまうという富士山の絵を、2日間に分けてダイナミックに描きます。同時に、足湯に浸かりながら100冊以上のお風呂にまつわる本やマンガを読む「足湯図書館」では、ひと味違った銭湯を体験できる珍しい機会。さらに、国立に縁のあるミュージシャンのライヴや、「鳩の湯」オリジナルグッズが当たるロッカーを使った新しいタイプのくじ引きが行われるなど、足を運べば必ず銭湯を楽しめる盛りだくさんな内容です。

以前、『ecocolo』でも取材した、絵師・丸山清人さんがライブペインティングで参加した葛飾区にある銭湯「御谷湯（みこくゆ）」のイベントレポートはこちらから！