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ご招待券をプレゼント! 初めての大規模個展『イラストレーター 安西水丸』展が京都で開催
イラストレーター、安西水丸。「絵は上手い下手では決められない」と自身の言葉を残す通り、個性的な色彩感覚と緩やかなペン画のタッチから生まれるイラストは、ユーモラスでありながら鋭さを併せ持つ独自の世界観を築いてきました。1970年代に企業のアートディレクターを務め、1980年にイラストレーターとして独立してから2014年に急逝するまで、書籍の装画や雑誌の表紙・挿絵のみならず、小説やエッセイ、漫画の執筆、そして、翻訳家など、さまざまな表現の場において多彩に活躍。その軌跡を辿る初めての大規模個展『イラストレーター 安西水丸』展が美術館「えき」KYOTOで6月17日(金)より始まります。
本展では、幼い頃から絵を描くことが好きだったという安西水丸の幼少期から晩年に至るまでのイラストレーション作品を中心に、公私にわたり親しい間柄だった作家・村上春樹との共著をはじめ、作家・嵐山三郎やイラストレーター・和田 誠との装画・挿絵など、これまで仕事をともにした3名の作家をフォーカス。さらに、スノードームや万年筆、パイプなど、こよなく愛した“身の回りの宝物”をはじめ、パーソナルな部分を公開する特別コーナーも設けられます。会期中、6月18日(土)にはゲストに作家・嵐山三郎を、22日(水)にはゲストに放送作家・小山薫堂を招いたスペシャルトークイベント「水丸さんとのおもいで」も。
また、本展覧会に合わせて待望の初作品集『イラストレーター 安西水丸』(クレヴィス刊)を6月下旬に刊行予定。オールカラー、240ページのボリュームにわたり作品を収録した、ファンにはたまらない1冊です。展覧会の開催に先駆け、10組20名様に本展ご招待券をプレゼント。観ればきっと馴染みのある作品が多いであろう本展へ、是非足を運んでみてください。
INFORMATION
「イラストレーター 安西水丸」展
会期: | 2016年6月17日(金)~7月10日(日) |
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会場: | 美術館「えき」KYOTO (京都駅内 ジェイアール京都伊勢丹7F) |
主催: | 美術館「えき」KYOTO、京都新聞 |
監修: | 安西水丸事務所 |
協力: | 嵐山オフィス、村上事務所、和田誠事務所、東京イラストレーターズ・ソサエティ、SPACE YUI、クリエイションギャラリーG8(リクルートホールディングス) |
PROFILE
安西水丸(あんざい・みずまる)/イラストレーター、作家。1942年、東京生まれ。日本大学芸術学部美術学科造形卒業。電通「ADAC(NYのデザインスタジオ)」、平凡社でアートディレクターを勤めた後、フリーランスのイラストレーターとして独立。雑誌『宝島』『ガロ』などで連載。79年に原田治、ペーター佐藤、秋山育と「パレットくらぶ」結成。朝日広告賞、毎日広告賞、紀文おいしいイラスト展特選、日本グラフィック展年間作家優秀賞、キネマ旬報読者賞など受賞多数。主な著書に「アマリリス」「手のひらのトークン」「エンピツ画の風景」「荒れた海辺」「青山の青空」「アトランタの案山子・アラバマのワニ」「メランコリーララバイ」「バードの妹」「4番目の美学」「メロンが食べたい」「魚心なくとも水心」「美味しいか、恋しいか」など。TIS、JAGDA、日本文藝作家協会、日本ペンクラブ会員。2014年急逝。
Illustration by Anzai Mizumaru
©Kishida Masumi
PRESENT
展覧会『イラストレーター 安西水丸』ご招待券を5組10名様にプレゼント!
応募〆切:6月2日(木)24時
※当選者は鑑賞券の発送をもって発表とさせていただきます。
ご応募はこちらから!