〈ヨーガン レール〉〈ババグーリ〉の創始者であるデザイナー、ヨーガン レール。2014年、惜しくも急逝するまでに彼が作り上げたゴミのプロダクトは、昨年夏に東京都現代美術館で行われた展覧会『おとなもこどもも考える ここはだれの場所？』で公開されるやいなや大きな反響を呼びました。その様子については過去にecocolo WEBでも取り上げましたが、プラスチックゴミのランプシェードが出展される展覧会『On the Beach　ヨーガン レール　海からのメッセージ』が、現在、青森「十和田市現代美術館」で開催中。

本展では、その照明作品を中心に、プラスチック廃材や美しい海と汚れた海のコントラストを捉えた写真などが展示されるだけでなく、プラスチックゴミを食べてしまった海鳥が命を落とす歯痒い現実を写してきたアメリカの写真家、クリス ジョーダンによる写真作品も特別に出展されています。さらに、「KYOTOGRAPHIE　京都国際写真祭2016」にて公開された作品「Midway:環流からのメッセージ　クリス ジョーダン+ヨーガン レール」が一部再現。生前、ヨーガン レールも評価していたクリス ジョーダンの写真とともに、海からの壮大なメッセージを肌で感じてみてください。

※この記事に関するレポート「ヨーガン レール ゴミから生まれた、美しいプロダクト」はこちらから