日本にほど近く、面積が九州とほぼ同等である小さな島国・台湾。親日家が多く、貿易、経済、技術、文化などの日本との民間交流も盛んに行なわれてきた歴史背景を持つ台湾では、中国を中心に、日本や欧米の要素がミックスする、独自の文化が発展してきました。“朝ごはんを通して世界を知る”をコンセプトにする、外苑前のカフェレストラン「WORLD BREAKFAST ALLDAY」では、台湾を舞台にした朝ごはんが1月よりスタート。

特に食べることを大切にする台湾では、朝・昼・晩と1日を通して外食するのが一般的であるという豊かな食文化があります。街中には、早朝から人々で賑わう朝ごはん専門店の数々。酢や醤油がほんのり香る豆腐のようなとろみの強い豆乳スープに、台湾の揚げパン「油条（ユウティアオ）」や干し海老、ザーサイがたっぷり入った「鹹豆漿（シェンドウジャン）」や、中国と欧米の文化が見事に融合したチーズとハム入りの台湾版玉子焼き「蛋餅（ダンピン）」。そして、餅米の中に油条や豚肉のフレーク肉鬆（でんぶ）など具だくさんに入ったおにぎり「飯団（ファントワン）」。「WORLD BREAKFAST ALLDAY」では、台湾の朝ごはんの中でも人気のこの3品を贅沢にプレートにしました。その他に、米とピーナッツをミキサーにかけたとろみのある台湾の国民的なドリンク「米漿（ミチャン）」や、豆乳をさつまいもの粉で固めたものを砂糖水のシロップに入れて食べる温かいデザート「豆花（トゥファ）」などポピュラーなメニューも。

来る2月に春節（旧正月）という一大イベントを迎えることもあり、会期中は台湾にまつわるワークショップやイベントを開催予定。台湾へ訪れたことのある方は懐かしの味を、未開拓の方は新境地の味を楽しんでいだきたい本格的な台湾の朝ごはんです。