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12月26日(土)放映! 小林聡美さん主演、石井桃子さん原作『山のトムさん』が待望のドラマ化

創作『ノンちゃん雲に乗る』で「芸術選奨文部大臣賞」をはじめ、「菊池寛賞」ほか数々の賞を受賞し、『クマのプーさん』『ピーターラビット』シリーズなどの著訳書も多く携わってきた石井桃子さん。自身の暮らしをモチーフに表現したその作品群は、日本の児童文学の世界に多大なる貢献してきました。2013年に放映されたWOWOW連続ドラマ『パンとスープとネコ日和』のスタッフが再び集結し、彼女の原作をもとに制作したドラマ『山のトムさん』が12月26日(土)夜9時よりWOWOWプライムで放映決定! 

ストーリーは、小林聡美さんが演じる主人公・ハナが東京から移住し、市川実日子さんが演じる友人・トキとその子ども・トシ、そして、ハナの甥・アキラが加わった4人の家族で田舎での新しい生活がスタートするところから始まります。慣れない畑仕事やその土地の暮らしに近隣の住民に支えられながらも少しずつ環境に向き合っていくなか、家族が直面した問題は、一家の住む古民家を荒らすネズミたち。そんなネズミたちを撃退するため、まだ生まれたばかりの子猫・トムさんが家族の一員として迎えられるが......。本作は、血縁の繋がりだけでない新しいカタチの家族の暮らしを通して、その土地で暮らす人と人との結びつきや、人から動物へと分け隔てなく広がる博愛の精神、さらには、美しい自然が多く残される田舎で生活をすることの現実的な厳しさに目を向け、“人と自然との共存とは何か”を石井桃子さんの実体験をもとに綴られた作品です。

「一緒に暮らす仲間と働いて、ご飯を食べて、夜は星空を眺める。 石井桃子さんが終戦直後に実践したそんな暮らしは、 生きるための必死の手段だったかもしれませんが、 今を生きる私たちに何でもない暮らしの豊かさを伝えてくれるような気がします」と本作主演の小林聡美さん。そのほかにも、石井桃子さんの世界観を、光石 研さん、高橋ひとみさん、もたいまさこさんなど豪華出演陣が彩ります。親戚、家族が集まる機会の多い年の瀬に、是非、みなさんでご覧になってみてはいかがでしょうか。放映に先駆け、公式ホームページでは、場面写真をまとめたギャラリーを公開。最終回は放映日12月26日(土)に発表されますので、合わせてお楽しみください!

PROFILE


石井桃子(いしい・ももこ)/1907年埼玉県浦和(現さいたま市)生まれ。1928年日本女子大学英文科卒業。文藝春秋社在職時に『プー横丁にたった家』の原書に出会い、子どもの本に開眼。その後新潮社や自前の小出版社などで児童書をつくる。戦後、宮城県鶯沢村で開墾生活を送るも、岩波書店の要請により帰京、入社し、岩波少年文庫等の編集に従事。創作『ノンちゃん雲に乗る』で1951年芸術選奨文部大臣賞、54年菊池寛賞など受賞多数。54年同社退社後、米欧に留学する。翌年瀬田貞二らと「子どもの本研究会」発足、58年自宅で「かつら文庫」をひらく。2008年逝去。

12月26日(土)放映! 小林聡美さん主演、石井桃子さん原作『山のトムさん』が待望のドラマ化

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INFORMATION

ドラマWOWOW『山のトムさん』

日程: 2015年12月26日(土)夜9:00〜放映
原作: 石井桃子『山のトムさん』(福音館文庫)
監督: 上田 音
出演: 小林聡美、市川実日子、光石 研、高橋ひとみ、もたいまさこ ほか
脚本: 群 ようこ
音楽: 大貫妙子
プロダクション: ERICE COMPANY
製作著作: WOWOW

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