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白湯飲みで 代謝アップのすすめ

写真:永禮 賢 スタイリング:石川あ紀 イラストレーション:塩川いづみ 文:景山えりか、編集部

REPORT

白湯飲みで 代謝アップのすすめ

冷たい飲み物やカフェインを大量に摂取しては、体を冷やしてしまいます。ここでは、体を温めるのに有効な白湯のヒミツに迫ります。

※「芯から温まる 冷えとり入浴のすすめ」はこちらから

体を温めて冷え太りも解消 白湯が良い理由

白湯を飲むと、冷え性の改善、冷え太り解消、老廃物の排出、美肌効果など、いいことずくめ。どうしてただの白湯に、そんなパワーが......?


1.代謝を上げて脂肪燃焼

食生活に大きな変化がないのに最近太ったみたい。その原因は年齢とともに基礎代謝が落ちているから。代謝は体温と深く関係していて、体温が1度上がると代謝は13%もアップするのだとか。白湯を飲んで体を温めれば、血流が良くなって胃腸の働きが活発化。無理な運動をすることなく基礎代謝を上げて、脂肪を燃焼できるのです。

3.サラサラ血で老化防止

ストレスが多いと、血管が収縮して血流が悪くなりがち。そして体が冷えればドロドロ血になって、細胞を酸化させる活性酸素を作り出し、老化の原因に。カフェインなどの余分な成分を含まない白湯を飲んで体を温めれば、血液をサラサラにして冷えを改善するだけでなく、活性酸素を抑制するので、アンチエイジング効果も期待できます。

5.頑固な便秘もスッキリ

腸は40度以上の温度がないと働くことができません。だから、朝起き抜けに飲むのは、冷たい水よりも白湯がベスト! 白湯の温かさは、腸壁にへばりついた残留物を刺激し、溶かして流してくれます。つまりデトックス効果抜群なのです。目覚めの白湯1杯を続ければ、頑固な便秘も解消され、老廃物を溜め込まない理想的な体質に。
2.体の中から冷えを防ぐ

体が冷えていると脂肪がどんどんついて、その脂肪がさらに冷えを招きます。そんな「冷え太りスパイラル」に陥らないためには、内臓を温めて体の冷えを取り除くこと。白湯は、体の内側からじんわりと温め、動脈や毛細血管を広げて血行を促進。体の血巡りが良くなれば、手足の先まで熱が運ばれるので、真冬でも冷え知らずの体に。

4.満腹指令を素早く脳へ

温かいものが胃や腸に入ると、副交感神経が優位になってリラックスモードに。このとき体は、リラックス=満腹だと錯覚して、脳に素早く「満腹指令」を届けます。食前に白湯を飲むと、少ない食事量でも満腹感が得られ、食べ過ぎを防止してくれます。朝の1杯はもちろん、毎食ごとに白湯飲みを習慣にすれば、ダイエットも成功しやすのです。

6.血流アップで素肌美人に

肌のトラブルには、皮膚の血流が大きくかかわっています。白湯で血管を拡張して血流がアップすると、老廃物が排出されてニキビが改善。細胞レベルで酵素が働くので、メラニンを抑制してシミの回復にも効果的。さらに毛穴の開閉が活発化して乾燥肌にも◎ 肌トラブルでお悩みの人は、白湯で血色のいいツヤ肌を手に入れて。(監修:川嶋 朗)

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いざ実践してみよう! 白湯飲みルール

起き抜けの1杯は必須

睡眠時に失った水分の補給と、前日の胃や腸の中の残留物を白湯の温度で刺激して排出するために目覚めの1杯(約150cc)を。沸かした湯を自然に冷ますか、熱湯に水を足して50度前後に調整し、一気飲みではなく、温かさが全身に染み渡るのを楽しみながらゆっくりと飲んで。

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飲み過ぎは逆効果

朝飲み忘れたら、次の食事のときに飲めばOK。白湯の効果を高めるなら、1日に、朝・昼・夕食ごとと就寝前に各1杯ずつ、計4回飲むのが理想的です。白湯はデトックス効果が高いので、飲み過ぎには要注意。1日に1リットル以上飲まないようにしましょう。

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※この他にも、白湯に食材を加えるだけの「白湯アレンジメント」レシピや「気軽に飲める温めドリンク」を掲載している本誌45号「冷えない暮らし」特集は、食・飲・湯・衣・心・巡の6つのポイントから、カラダを内から温める、冬のホリスティックケアを紹介しています。