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よしもとばなな原作『海のふた』が映画化
劇場特別鑑賞券を5組10名様にプレゼント!
数々のよしもとばなな作品の装画を手がけるイラストレーターであり、ミュージシャンとしても活躍する、原マスミ。彼の『海のうた』という曲にインスパイアされたこの同名小説『海のふた』を原作とした本映画は、よしもとばななが毎年夏に家族で訪れ続けてきた西伊豆の海辺の町が舞台となっています。
故郷への想いを胸に、大好きなかき氷の店を開くため西伊豆にUターンしてきた、まり(菊池亜希子)。東京での舞台美術の仕事を辞め、「私が本当に誇れるのは、かき氷を嫌いにならなかったことなんだなぁ」と、かき氷店の店主として生きていくことを宣言します。店のインテリアは、ペンキ塗りから家具まですべて手づくり。メニューは、糖蜜とみかん水、エスプレッソのみ。自分のこだわりのつまった店『なぎ堂』を開店させ、希望に満ちた新しい生活がスタートします。一方、まりの家に居候することになった、はじめちゃん(三根 梓)は、同居していたおばあさんを亡くしたばかり。心の傷を抱えながらも、まりと店をきりもりしたり、海に出かけることで、次第にふたりは心を通わせてゆきます。
かき氷をかく音、波の音、大工のドリルの音......。さまざまな生活の音がスクリーンから生き生きと伝わり、日常を物語ります。しかし、単なるスロウな癒し系ムービーではないのがこの作品の魅力。理想の暮らしを思い描きながらも、まりは壁にぶち当たり、人と衝突し、感情をむき出しにします。故郷に戻り、自分の店を持つことについて「"キレイゴトではない現実の部分"を描くのがテーマのひとつになりました」と、語る豊島圭介監督。土地に根付いた暮らしを目指す人、自分らしく生きる道を探す人にとって、讃歌のようであり、かき氷が体内を潤わすように、じわりと身に沁みこむ作品です。
劇中に登場する、心がときめく美しいかき氷は鎌倉の人気店「埜庵(のあん)」が監修。注目の女優、菊池亜希子と三根 梓の瑞々しい演技との相性もぴったりです。7月18日(土)より公開の本作劇場特別鑑賞券を、5組10名様にプレゼント!
INFORMATION
海のふた
原作: | よしもとばなな |
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監督: | 豊島圭介 |
出演: | 菊池亜希子、三根梓、小林ユウキチ、天衣織女、鈴木慶一 |
配給: | ファントム・フィルム |
WEB: | uminofuta.com |
7月18日(土)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー