NEWS
優しさに満ちたトランスジェンダーの女性を、生田斗真が好演。監督・荻上直子の挑戦作、映画『彼らが本気で編むときは、』
『かもめ食堂』や『めがね』など、独自の世界観を確立しながらもその時代を作品に投影してきた荻上直子監督が、5年ぶりに手がけた最新映画『彼らが本気で編むときは、』が2月25日(土)より公開します。本作は、日本でも急速に関心が高まりつつあるセクシュアル・マイノリティ(LGBT)がテーマ。LGBTのひとつで、心と身体の性別が異なるトランスジェンダーの女性と彼女を取り巻く家族模様から、生き方や価値観、性差に隔てのない“人間愛のあり方”を温かく描きます。監督がアメリカを訪れたときは自然と身の周りに存在したLGBTの人々。しかし、帰国した日本では彼らと滅多に出会わなくなったという現実への違和感が映画にすることを決めたといいます。
トランスジェンダーである主人公のリンコ(生田斗真)と暮らす恋人のマキオ(桐谷健太)。母親の育児放棄でひとりぼっちになったマキオの姪っ子、トモ(柿原りんか)がふたりのもとを訪ねたことをきっかけに、共同生活が始まります。そんな暮らしの中で、それぞれに悩みを抱える3人が幸せを見つけるまでを描く60日間の物語。「この映画は、私の人生においても、映画監督としても、“荻上直子・第二章”の始まりです」と、語る荻上監督。母親になり、新たな家族を築いた彼女が織り成す、今観てもらいたい渾身の作品です。
本誌42号「映画とごはん」特集にも登場した、フードスタイリスト、飯島奈美による食卓やピクニックの演出にも注目。
INFORMATION
彼らが本気で編むときは、
脚本・監督: | 荻上直子 |
---|---|
出演: | 生田斗真、桐谷健太、柿原りんか、ミムラ ほか |
配給: | スールキートス |
WEB: | kareamu.com |
※2月25日(土)より、新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー