ゆるやかなカーブを滑らせるように、細く、強く描かれる繊細な線。真っ白な紙の上で命を吹き込まれた、美しく、やわらかい草花。イラストレーターとして活躍する服部あさ美さんの新刊著書『ハーブカタログ』は、丁寧に描かれたハーブとやさしい言葉が綴られた、見る人の心を魅了する1冊です。

ハーブコーディネーター、相澤栄子さんによる監修のもと、初心者がベランダでも簡単に育てられるハーブ50種類を厳選し、それぞれの特徴や効能などをわかりやすく紹介。さらに、「ハーブってなんだろう？」という素朴な疑問からはじまるハーブの物語から、育て方のコツ、お料理やコスメなどへの活用方法まで、愛らしい挿絵とともにまとめ上げた『ハーブの絵本』も収録しています。繊細で美しいだけでなく、どこかほっとするような服部さんのイラストが随所にちりばめられた本書は、アートブックとして楽しめることはもちろん、実用性も兼ね備えた"世界でいちばんやさしいハーブの本"。

また、この本の発売を記念した展示会『ハーブ展』が、7月3日（金）から蔵前にある「NAOT TOKYO」にて開催！　会場では、本書のために描き下ろしたハーブの原画、約30点が展示・販売されます。会期中、4日（土）には、会場のある蔵前エリアの恒例イベント「月イチ蔵前」に因んで、紅茶のお店「teteria（テテリア）」によるハーブティーと、徳島にあるカフェ&ベーカリー「14g（ワンフォージー）」によるハーブパンを特別に用意。本書『ハーブカタログ』の世界観を体験できるような機会に。続いて、7月20日（月）からは鎌倉の「moln」、8月22日（土）からは静岡の「weekend books」にて巡回予定。詳細は、各WEBサイトをご確認ください。

本誌『ecocolo』67号「"食べられる"ビューティー・レシピ」特集では、家庭でつくれるビューティー・レシピとともにに、服部さんが描く植物のイラストを紹介！　こちらも合わせて、ご覧ください。