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実験音楽を代表するアメリカの音楽家、アルヴィン・ルシエが来日。東京と京都で公演が決定!

実験音楽の創始者であり、20世紀後半のアメリカ音楽の最たる代表者であるアルヴィン・ルシエ。今年で87歳という熟年である彼の「最後の海外遠征」といわれる、日本で最後のパフォーマンスが4月に実現します。

1931年、アメリカはニューハンプシャーに生まれたルシエは、音楽家としてのキャリアを1950年代初頭にスタート。当時ヨーロッパのクラシック音楽をベースにしていた彼は、演奏時の音響を変調させる「ライヴ・エレクロトロニクス」がムーヴメントとなる1965年から1982年まですべて言葉によって楽曲を表現していました。1970年代より制作し始めた「サイン派」を使用した楽曲はさらなる発展を遂げ、1982年以降の楽曲は、エレクロトロニクスの音波と古典的な楽器の音波が融合した独創的な音楽性を追求。実験音楽やサウンド・パフォーマンスというような、かつてない概念を開拓したルシエの作品は、自らの声の録音と再生を繰り返すことでひとつの空間に特有の周波が偏在することをテーマにした作品や、2つの振動波形を掛け合わせることで新たな周波数を生成する「ヘテロダイン」をテーマにした作品、そして脳のアルファ波を拡張して楽器を共鳴させるフィードバック機構をテーマにした作品など、音楽という枠を超えて、人と環境の関わりを探求する“新しい芸術”として多大なる人々に影響を与えてきました。

4月のパフォーマンスは、1日(日)に京都「京都大学 西部講堂」で、3日(火)・4日(水)に東京「SuperDeluxe」で開催。ルシエ作品の演奏に特化した、4名のエレキギター奏者、3名のサクソフォン奏者、4名のバイオリン奏者、そしてピアニストという珍しい編成の演奏家集団「Ever Present Orchestra(エヴァー・プレゼント・オーケストラ)」とともに、日本初演となる楽曲7曲を含めた全9作品を演奏します。この機会をお見逃しないように!

INFORMATION

京都公演: ANTIBODIES presents ALVIN LUCIER & Ever Present Orchestra

日時: 2018年4月1日(日)開場16:30/開演17:00
会場: 京都大学 西部講堂(京都府京都市左京区吉田本町)
TEL: 075-753-2590
料金: 一般前売2,500円/当日3,000円ほか
WEB: antibo.org

実験音楽を代表するアメリカの音楽家、アルヴィン・ルシエが来日。東京と京都で公演が決定!

Photo by Amanda Lucier

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INFORMATION

東京公演: ALVIN LUCIER & Ever Present Orchestra

日時: 2018年4月3日(火)・4日(水)開場19:00/開演19:30
会場: SuperDeluxe(東京都港区西麻布 3-1-25 B1F)
TEL: 03-5412-0515
料金: 一般前売3,500円ほか/当日4,000円(ドリンク別)
WEB: super-deluxe.com

※3日(火)の公演には、Oren AmbarchiとTrevor Saintが出演、4日(水)の公演にはOren Ambarchiが出演予定。