ひと言に「キューバ」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか？　クラシックカーや音楽、葉巻、そして、フィデル・カストロやチェ・ゲバラを筆頭とする革命家たち。1492年に発見されてから、長い歴史のなかで発展を遂げた独自の文化に憧れを抱き、キューバへ足を踏み入れた人々は、いいことも悪いことも、結果すべていい思い出となる“懐が深い国”だと話します。

日本からおおよそ12,554キロ離れたカリブ海に浮かぶキューバは、日本の本州にも満たない小さな島国。西部から最東端までを横断してみると、伝統の自然療法「コシミエント」、民泊「カサ・パルティクラル」の暮らし、知られざる宗教や郷土料理などの素朴ながらも美しい風俗習慣と、亜熱帯性気候らしい力強い自然、そして何より人々の温かさに出会うことができます。1月に刊行されたトラベルガイドブック『アメージング・キューバ』は、これまであまり語られてこなかったキューバ本来の魅力に触れ、よりこの国を楽しむためのヒントを詰め込んだ新しいガイドブック。首都ハバナを中心に、西部は世界遺産のビニャーレス渓谷から最東端のバラコアまで、全9域を網羅しています。

本書の刊行を記念して、2月28日（水）にトークイベントを開催。イベントには、著者・千野祐子さんを中心に、発行人・中村 真さん（イマジン）、取材に同行した写真家・間部百合さんが出演。本書制作に至る背景をはじめ、約3週間におよぶキューバ横断の取材秘話を本書未収録の写真を交えて語ります。また、イベント当日に限り、本書では紹介しきれなかった“マメ知識”をまとめたスペシャル・ミニブックをプレゼント。さらに、現地で撮り下ろした写真作品を抽選でさし上げます。キューバ好きはもちろん、キューバが気になっているみなさんも、本当のキューバの魅力をともに楽しんでいただける夜となりそうです。